お酒のおともに
お酒でも飲みながら見ていただければ幸いです。
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NHK教育で今春始まった「100分de名著」。
25分×4回で、名著を解説、紹介してくれる番組だ。
最初はニーチェの「ツァラトゥストラ」だった。
原作は難しそうで読んでいないので、うってつけだと思って見た。
100分見たが、とても分かりやすい。
本だけだと解説がないので、分からない難解な比喩表現があっても、読み飛ばしてしまう。
でもテレビ番組だと解説があるおかげで、分かりやすく読み解くことができる。
また、この本が書かれた背景、すなわちニーチェの生い立ちを含めて失恋した直後に書かれたものという、周辺情報も得られるので便利だ。
で、この本でニーチェは何を伝えたかったのか。
番組を見ての感想だが、次のようなことだと理解した。
ルサンチマン(嫉妬、恨み)は喜びを感じる力を弱くする。だからいやなことも含めて自分の人生を肯定せよ。(これを運命愛というらしい)
また、安楽を好み冒険しない末人(まつじん)の生き方ではなく、喜びを求めてクリエイティブに生きる超人を目指して生きよう。
こんなことではなかろうか。
解説の中でも精神科医が比較の思想に慣れすぎると自分の欲望が見えなくなるということを言っていた。
まさに現代日本を生きる上で、大切な考え方のように思った。
自分を大切にし、自分の人生を肯定的に生きるということ、これは今を生きる私たちにとても刺さってくる言葉のような気がする。
キリスト教は隣人愛を重んじている、しかし神の善悪の価値基準にしばられて生きることになる。そうではなくて、自己を肯定し、楽しい、自分が元気になる生き方を選び取っていく。こういう生き方を目指したいと思った。
また、超人への3段変化も面白かった。
精神がラクダになり、
ラクダが獅子になり、
最後に獅子が幼子になる。
のだそうだ。
解説がないとさっぱりだが、こういうことらしい。
ラクダは荷物を運ぶ、つまり義務を引き受ける状態。
獅子は歯向かったり、否定する力を持った状態。
幼子は夢中の状態。
私たちはもともと超人に生まれていたのでした。
25分×4回で、名著を解説、紹介してくれる番組だ。
最初はニーチェの「ツァラトゥストラ」だった。
原作は難しそうで読んでいないので、うってつけだと思って見た。
100分見たが、とても分かりやすい。
本だけだと解説がないので、分からない難解な比喩表現があっても、読み飛ばしてしまう。
でもテレビ番組だと解説があるおかげで、分かりやすく読み解くことができる。
また、この本が書かれた背景、すなわちニーチェの生い立ちを含めて失恋した直後に書かれたものという、周辺情報も得られるので便利だ。
で、この本でニーチェは何を伝えたかったのか。
番組を見ての感想だが、次のようなことだと理解した。
ルサンチマン(嫉妬、恨み)は喜びを感じる力を弱くする。だからいやなことも含めて自分の人生を肯定せよ。(これを運命愛というらしい)
また、安楽を好み冒険しない末人(まつじん)の生き方ではなく、喜びを求めてクリエイティブに生きる超人を目指して生きよう。
こんなことではなかろうか。
解説の中でも精神科医が比較の思想に慣れすぎると自分の欲望が見えなくなるということを言っていた。
まさに現代日本を生きる上で、大切な考え方のように思った。
自分を大切にし、自分の人生を肯定的に生きるということ、これは今を生きる私たちにとても刺さってくる言葉のような気がする。
キリスト教は隣人愛を重んじている、しかし神の善悪の価値基準にしばられて生きることになる。そうではなくて、自己を肯定し、楽しい、自分が元気になる生き方を選び取っていく。こういう生き方を目指したいと思った。
また、超人への3段変化も面白かった。
精神がラクダになり、
ラクダが獅子になり、
最後に獅子が幼子になる。
のだそうだ。
解説がないとさっぱりだが、こういうことらしい。
ラクダは荷物を運ぶ、つまり義務を引き受ける状態。
獅子は歯向かったり、否定する力を持った状態。
幼子は夢中の状態。
私たちはもともと超人に生まれていたのでした。
- 2011-04-24
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これも面白かったのでつぶやきました。
結論にすぐに飛びつかずに学生に自由に議論させ、学生の発言を上手く取り上げて、次の議論に導いていくサンデル先生の手腕はすごいと思います。
結論にすぐに飛びつかずに学生に自由に議論させ、学生の発言を上手く取り上げて、次の議論に導いていくサンデル先生の手腕はすごいと思います。
- 2010-06-02
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- 2010-05-26
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