お酒のおともに
お酒でも飲みながら見ていただければ幸いです。
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楽しく観たが、地震があってちょっとブログに書けずにいた。
初期に出てきた医師たちが懐かしい。
ジョン・カーターにピーター・ベントン、ケリー・ウィバー、スーザン・ルイス、マーク・グリーン。
見始めた頃、自分が新入社員だったこともあり、カーターには自分を重ねながら見たっけ。
キャロル・ハサウェイ。忘れちゃいけないおっかない看護士だった。
ジョージ・クルーニーもダグラス・ロス役で出ていたっけ。
まだまだ居る。ロケット・ロマノにルカ・コバッチュ、エリザベス・コーデイ。
戦死したグラントも居たな。
その彼らを今の登場人物たちが語る。
アーチー・モリスにアビー・ロックハート、グレゴリープラットにニーラ・ラスゴートラ。
サマンサ・タガートにトニー・ゲイツ、レイ・バーネット。
面白い作りだ。今では同じドラマシリーズに出ている俳優同士だが、当時の1ファンとして観ている視点が面白い。
つまりそれだけ長く続いたドラマってことをさりげなく伝えている。
その後、ER開始時の思い出話に花が咲く。まるで同窓会のようだ。
このドラマの圧倒的な臨場感は、もちろん医療技術もあるだろうが、人物描写が秀逸なところだと思う。スピルバーグもこのドラマの魅力だと言っていた。
ERという生きるか死ぬかぎりぎりの決断が迫られる場所。
一方でティーチングホスピタルという、精神的にも技術的にもまだまだ未熟な青二才の人間たちが奮闘する場所でもある。
そこで繰り広げられる人間模様。
ヒーローでありながら、弱さも持っている。それをさらけ出すところだとアビー役のモーラ・ティアニーやプラット役のメキー・ファイファーも言っていた。
まるでクロサワの七人の侍のようだ。あの映画も弱さを持ったヒーローが活躍している。
また俳優たちは口々に言う。
勉強しなければならなかった、緊張の連続だったと。
そりゃそうだ。難しい医学用語も飛び交う、セリフも難しい現場だったろう。
また俳優たちはこうも言っている。ライターたちが秀逸だとも。
ヒール役が一瞬見せる優しさ。ロケット・ロマノがそうだ。
そこが魅力的ともいえる。
確かにその振幅の大きさに我々は心を揺すぶられる。ERきっての毒舌家が手話で子どもの機嫌を取るなんて話、なかなか思いつかない。
逆に常に公平公正で優秀な医者が、何人も殺した極悪非道な患者の蘇生を拒んだり、麻薬中毒になったりなんて話もある。
また、医者同士で治療方針の違いから激突する。白い巨塔の財前と里見を見ているようだ。
グリーン先生の最後は本当に泣いた。
ヒーローたちが患者の病気や怪我に立ち向かうが、常に勝つとは限らない。
人生そのものだ。
結果は毎回良いとは限らないが常にベストを尽くしている姿がある。だから、自分の人生に置き換えて、辛さや苦しさを乗り越えていく強い気持ちを持てるのだと思った。
すばらしいドラマを長い間見せてくれてありがとう。
初期に出てきた医師たちが懐かしい。
ジョン・カーターにピーター・ベントン、ケリー・ウィバー、スーザン・ルイス、マーク・グリーン。
見始めた頃、自分が新入社員だったこともあり、カーターには自分を重ねながら見たっけ。
キャロル・ハサウェイ。忘れちゃいけないおっかない看護士だった。
ジョージ・クルーニーもダグラス・ロス役で出ていたっけ。
まだまだ居る。ロケット・ロマノにルカ・コバッチュ、エリザベス・コーデイ。
戦死したグラントも居たな。
その彼らを今の登場人物たちが語る。
アーチー・モリスにアビー・ロックハート、グレゴリープラットにニーラ・ラスゴートラ。
サマンサ・タガートにトニー・ゲイツ、レイ・バーネット。
面白い作りだ。今では同じドラマシリーズに出ている俳優同士だが、当時の1ファンとして観ている視点が面白い。
つまりそれだけ長く続いたドラマってことをさりげなく伝えている。
その後、ER開始時の思い出話に花が咲く。まるで同窓会のようだ。
このドラマの圧倒的な臨場感は、もちろん医療技術もあるだろうが、人物描写が秀逸なところだと思う。スピルバーグもこのドラマの魅力だと言っていた。
ERという生きるか死ぬかぎりぎりの決断が迫られる場所。
一方でティーチングホスピタルという、精神的にも技術的にもまだまだ未熟な青二才の人間たちが奮闘する場所でもある。
そこで繰り広げられる人間模様。
ヒーローでありながら、弱さも持っている。それをさらけ出すところだとアビー役のモーラ・ティアニーやプラット役のメキー・ファイファーも言っていた。
まるでクロサワの七人の侍のようだ。あの映画も弱さを持ったヒーローが活躍している。
また俳優たちは口々に言う。
勉強しなければならなかった、緊張の連続だったと。
そりゃそうだ。難しい医学用語も飛び交う、セリフも難しい現場だったろう。
また俳優たちはこうも言っている。ライターたちが秀逸だとも。
ヒール役が一瞬見せる優しさ。ロケット・ロマノがそうだ。
そこが魅力的ともいえる。
確かにその振幅の大きさに我々は心を揺すぶられる。ERきっての毒舌家が手話で子どもの機嫌を取るなんて話、なかなか思いつかない。
逆に常に公平公正で優秀な医者が、何人も殺した極悪非道な患者の蘇生を拒んだり、麻薬中毒になったりなんて話もある。
また、医者同士で治療方針の違いから激突する。白い巨塔の財前と里見を見ているようだ。
グリーン先生の最後は本当に泣いた。
ヒーローたちが患者の病気や怪我に立ち向かうが、常に勝つとは限らない。
人生そのものだ。
結果は毎回良いとは限らないが常にベストを尽くしている姿がある。だから、自分の人生に置き換えて、辛さや苦しさを乗り越えていく強い気持ちを持てるのだと思った。
すばらしいドラマを長い間見せてくれてありがとう。
- 2011-04-03
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(ネタバレ注意です。24シーズン4,5を見る予定の方はご注意を。)
年末年始の空き時間を利用して、少し世の中からは遅れてしまったが24のシーズン4,5を立て続けに鑑賞した。
相変わらずジャック・バウアーはタフに24時間テロリストと戦っていた。
がだ。このジャックが所属していたCTU(テロ対策ユニット)という組織に愕然とした。
テロを抑止するために設立されたであろう、この組織のスタッフたちは、お互いに脚を引っ張り合い、こいつは信頼できる奴なのかとひたすら疑心暗鬼になり、協力し合おうとしない。疑われるとすぐに解雇されたり、新しい上司が急に他の組織からやってくる。非常に生産性が低いありようでテロリストたちと戦っているのだ。
あまつさえ、テログループのスパイも簡単にCTUにもぐりこんでいるから驚きだ。
どんだけダメな組織やねん。
また、シーズン4では中東のグループがテロリストとして登場する。911後のアフガニスタン、イラク戦争であれだけ中東との関係が悪くなったのに、なぜまた中東系の人たちの気持ちを一層逆なでするシナリオにしているのか。
シーズン5では、ロシアからの分離独立を画策するグループがテロリストとなっている。
さらにシーズン4,5を通じて中国大使館も主人公ジャックを狙う勢力として描かれる。
アメリカ人にどれだけゼノフォビアを植え付けようとしてんねん。
まぁ、Foxが放送しているので、分からなくもないけどね。
「ボーリング・フォー・コロンバイン」でマイケル・ムーア監督が、アメリカで銃による死者が異常に多いのは、マスコミや多くの人の目に触れる作品が犯罪をことさら強調し、隣人は信頼ならない、と社会の不安を煽り増幅しているからだと喝破した。
ムーア監督のいう通りではないか。
また、主人公ジャックはテロリストを捕えると、あらゆる手段を講じて口を割らせる。24時間でものごとを解決するから手段なんかに構ってられないのかもしれないが、拷問し放題、法律なんかくそ喰らえなのだ。
テロリストも、簡単に仲間を裏切って口を割る。自分は刑事訴追を免れることを条件にしてあっさりと。
仲間を信じることよりも自己保身が優先されている。
さらに、シーズン5ではパーマー元大統領の暗殺に、現職の大統領が関与するという荒唐無稽なストーリーに唖然とした。
どんだけ痛いストーリーやねん。
もう、ついていけません。
でも、これって24特有のことなのかなと思い、最近の海外ドラマを思い返してみた。
・ER まともな医者もいるが、ヤク中やアルコール依存の痛い医者も出てくる。
・LOST 無人島で協力して生活していかなくてはいけないはずなのに、仲たがいばかりしている。
・アグリー・ベティ 変わり者の多いファッション業界を面白おかしく描き、職場での軽いいじめも描いている。
・CSI いろんな犯罪を紹介する番組。あ、違った。科学捜査班の番組。
・プリズン・ブレイク 犯罪者が脱獄する番組。
アメリカのドラマは何を目指しているのか良く分からない。
年末年始の空き時間を利用して、少し世の中からは遅れてしまったが24のシーズン4,5を立て続けに鑑賞した。
相変わらずジャック・バウアーはタフに24時間テロリストと戦っていた。
がだ。このジャックが所属していたCTU(テロ対策ユニット)という組織に愕然とした。
テロを抑止するために設立されたであろう、この組織のスタッフたちは、お互いに脚を引っ張り合い、こいつは信頼できる奴なのかとひたすら疑心暗鬼になり、協力し合おうとしない。疑われるとすぐに解雇されたり、新しい上司が急に他の組織からやってくる。非常に生産性が低いありようでテロリストたちと戦っているのだ。
あまつさえ、テログループのスパイも簡単にCTUにもぐりこんでいるから驚きだ。
どんだけダメな組織やねん。
また、シーズン4では中東のグループがテロリストとして登場する。911後のアフガニスタン、イラク戦争であれだけ中東との関係が悪くなったのに、なぜまた中東系の人たちの気持ちを一層逆なでするシナリオにしているのか。
シーズン5では、ロシアからの分離独立を画策するグループがテロリストとなっている。
さらにシーズン4,5を通じて中国大使館も主人公ジャックを狙う勢力として描かれる。
アメリカ人にどれだけゼノフォビアを植え付けようとしてんねん。
まぁ、Foxが放送しているので、分からなくもないけどね。
「ボーリング・フォー・コロンバイン」でマイケル・ムーア監督が、アメリカで銃による死者が異常に多いのは、マスコミや多くの人の目に触れる作品が犯罪をことさら強調し、隣人は信頼ならない、と社会の不安を煽り増幅しているからだと喝破した。
ムーア監督のいう通りではないか。
また、主人公ジャックはテロリストを捕えると、あらゆる手段を講じて口を割らせる。24時間でものごとを解決するから手段なんかに構ってられないのかもしれないが、拷問し放題、法律なんかくそ喰らえなのだ。
テロリストも、簡単に仲間を裏切って口を割る。自分は刑事訴追を免れることを条件にしてあっさりと。
仲間を信じることよりも自己保身が優先されている。
さらに、シーズン5ではパーマー元大統領の暗殺に、現職の大統領が関与するという荒唐無稽なストーリーに唖然とした。
どんだけ痛いストーリーやねん。
もう、ついていけません。
でも、これって24特有のことなのかなと思い、最近の海外ドラマを思い返してみた。
・ER まともな医者もいるが、ヤク中やアルコール依存の痛い医者も出てくる。
・LOST 無人島で協力して生活していかなくてはいけないはずなのに、仲たがいばかりしている。
・アグリー・ベティ 変わり者の多いファッション業界を面白おかしく描き、職場での軽いいじめも描いている。
・CSI いろんな犯罪を紹介する番組。あ、違った。科学捜査班の番組。
・プリズン・ブレイク 犯罪者が脱獄する番組。
アメリカのドラマは何を目指しているのか良く分からない。
- 2010-01-21
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