お酒のおともに
お酒でも飲みながら見ていただければ幸いです。
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たけしの独裁国家で何が悪い!?という番組をみました。
名前はひどいですが、内容は独裁者ともうわさされるようなリーダーシップを持った指導者がいる国の、トップダウンで行われているプロジェクトなどさまざまな取り組みを紹介するという、至極まともな番組でした。
ベネズエラのチャベス大統領などは、国民との対話を重視しているようで、彼が出演するテレビ番組も9年続いており、その中で国民からの電話相談などにも答えているようです。普段目にするニュースでは国連演説でブッシュを悪魔と呼んだりしていたので、とても過激な人間のかと思っていました。が、どうやらパフォーマンスが好きなようで、集会などでも陽気に歌を口ずさんだりしていました。とても国民に支持されており、素晴らしいと思いました。
ボリビアのモラレス大統領も先住民族の習慣を大切にしていて、各国要人と会うときもスーツでなく、いつも横縞のセーターを着ているとか。10%のスペイン系住民に富が集中していた国の制度を改め、貧困層を救う政策を行っているようです。
そういえば、カタールとか中東の国も、君主が相当な権力を持っているから紹介されないかなぁと思っていたら、ほんとにカタールが紹介されて驚きました。
小さい国だが石油や天然ガスを豊富に産出するので国民が裕福であること、アルジャジーラという中東の中立的な国際的メディアを持っている国であること、今のハマド国王が自国のプレゼンスを高めるため大規模都市開発などの政策をとっていることなどが紹介されていました。
街の様子や、カタール人の衣装などをみることができ、カタールがなつかしく思い出されました。
ただ、いくつかはやや大げさに取り上げていたり、取材が浅いのではと思うことがありました。
報道ではなくバラエティ番組なのでしょうがない面もあると思いますが、すこし気になりました。
カタール人は税や水光熱費がタダだったり、結婚するときに土地や家がもらえることが紹介されていました。一方で、街中では出稼ぎに来ている外国人しか見かけず、カタール人はショッピングセンターでお茶しながらくつろいでいる様子がすこし紹介されました。2割のカタール人の生活を支えている外国人がたくさんいることを、もっと紹介しても良かったのではないかと思いました。彼らの格差は相当なものがあります。
また、アルジャジーラの報道姿勢が中立で、ハマド国王が150億円の資金を出しているけれど検閲していないことに触れていました。
たしかに検閲はないようです。しかし、ハマド国王や王族のニュースはほとんど流れないことには触れていませんでした。実際カタールでアルジャジーラを良く見てましたが、国際的なニュースは流されるけれど、国内のニュースはほとんどありません。自分たちのニュースが流されないのだから、検閲もなにもないでしょう。
また、パールというリゾート開発も紹介されていました。ハリウッドスターも予約したり売れているとか景気の良い話がされていました。
確かにドバイやカタールなど、金に糸目をつけない大規模な都市開発は華やかなイメージを持たれがちです。実際売れているのかもしれません。しかし、カタールで暮らしてみての感想ですが、あまりお金をつぎ込むとサブプライムローンのように泣くことになるような気がします。
また、本来の意味の独裁者としてジンバブエのムガベ大統領が紹介されました。今でもこんなひどい独裁者がいるのですね。
今年の選挙で負けておきながら、投票率が過半数に達しなかったことを理由に無効を主張し、対立候補を支持する人たちを迫害・殺害、対立候補も拘束したりして、結局今も大統領に居座り続けています。
この圧政に南アフリカにも200万人難民が流入しているようでした。日本から何か支援できないものかと思いました。
そうそう、この番組では紹介されませんでしたが、重病説が流れている指導者が居る国も日本の近くにありますね。
独裁国家の民主化を願ってやみません。
名前はひどいですが、内容は独裁者ともうわさされるようなリーダーシップを持った指導者がいる国の、トップダウンで行われているプロジェクトなどさまざまな取り組みを紹介するという、至極まともな番組でした。
ベネズエラのチャベス大統領などは、国民との対話を重視しているようで、彼が出演するテレビ番組も9年続いており、その中で国民からの電話相談などにも答えているようです。普段目にするニュースでは国連演説でブッシュを悪魔と呼んだりしていたので、とても過激な人間のかと思っていました。が、どうやらパフォーマンスが好きなようで、集会などでも陽気に歌を口ずさんだりしていました。とても国民に支持されており、素晴らしいと思いました。
ボリビアのモラレス大統領も先住民族の習慣を大切にしていて、各国要人と会うときもスーツでなく、いつも横縞のセーターを着ているとか。10%のスペイン系住民に富が集中していた国の制度を改め、貧困層を救う政策を行っているようです。
そういえば、カタールとか中東の国も、君主が相当な権力を持っているから紹介されないかなぁと思っていたら、ほんとにカタールが紹介されて驚きました。
小さい国だが石油や天然ガスを豊富に産出するので国民が裕福であること、アルジャジーラという中東の中立的な国際的メディアを持っている国であること、今のハマド国王が自国のプレゼンスを高めるため大規模都市開発などの政策をとっていることなどが紹介されていました。
街の様子や、カタール人の衣装などをみることができ、カタールがなつかしく思い出されました。
ただ、いくつかはやや大げさに取り上げていたり、取材が浅いのではと思うことがありました。
報道ではなくバラエティ番組なのでしょうがない面もあると思いますが、すこし気になりました。
カタール人は税や水光熱費がタダだったり、結婚するときに土地や家がもらえることが紹介されていました。一方で、街中では出稼ぎに来ている外国人しか見かけず、カタール人はショッピングセンターでお茶しながらくつろいでいる様子がすこし紹介されました。2割のカタール人の生活を支えている外国人がたくさんいることを、もっと紹介しても良かったのではないかと思いました。彼らの格差は相当なものがあります。
また、アルジャジーラの報道姿勢が中立で、ハマド国王が150億円の資金を出しているけれど検閲していないことに触れていました。
たしかに検閲はないようです。しかし、ハマド国王や王族のニュースはほとんど流れないことには触れていませんでした。実際カタールでアルジャジーラを良く見てましたが、国際的なニュースは流されるけれど、国内のニュースはほとんどありません。自分たちのニュースが流されないのだから、検閲もなにもないでしょう。
また、パールというリゾート開発も紹介されていました。ハリウッドスターも予約したり売れているとか景気の良い話がされていました。
確かにドバイやカタールなど、金に糸目をつけない大規模な都市開発は華やかなイメージを持たれがちです。実際売れているのかもしれません。しかし、カタールで暮らしてみての感想ですが、あまりお金をつぎ込むとサブプライムローンのように泣くことになるような気がします。
また、本来の意味の独裁者としてジンバブエのムガベ大統領が紹介されました。今でもこんなひどい独裁者がいるのですね。
今年の選挙で負けておきながら、投票率が過半数に達しなかったことを理由に無効を主張し、対立候補を支持する人たちを迫害・殺害、対立候補も拘束したりして、結局今も大統領に居座り続けています。
この圧政に南アフリカにも200万人難民が流入しているようでした。日本から何か支援できないものかと思いました。
そうそう、この番組では紹介されませんでしたが、重病説が流れている指導者が居る国も日本の近くにありますね。
独裁国家の民主化を願ってやみません。
- 2008-09-20
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