お酒のおともに
お酒でも飲みながら見ていただければ幸いです。
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TBSでこの夏放送されたが、城山三郎の小説をドラマ化したものである。
率直に素晴らしいできだったと思う。普段見る映画には辛い点ばかりつけているがこのドラマは90点つけて良いと思う。
日本が高度成長期に直面した、国民車構想、廉価なテレビや電算機の開発、日米繊維問題、公害対策、炭鉱問題、様々な課題に通産官僚が立ち向かい、苦しみながら活路を見出していく姿が丹念に描かれていた。
私は不幸にしてこの時代に生まれていないが、その当時の熱気が感じられたように思った。
明確な国家ビジョン、それへの熱意、これらが人を巻き込み、動かすのだろうと思った。
ドラマなのでもちろんん脚色されているのだと思うが、官僚たちが机の前だけで働いておらず、現場に足しげく通う姿は今の官僚の皆さんに見ていただきたいところだと感じた。
政界、財界との折衝も大変である様子も描かれていた。官僚とは権謀術数やバランス感覚も求められる職業なのかもしれない。
さて、現在はデトロイト3とも呼ばれるかつてのビッグ3を追い越して、日本車は世界中に販売されている。カタールではトヨタのランドクルーザーが大人気だし、東南アジアでは街中で走っている車は日本よりも日本車の割合が高いようにも思う。
繊維分野においてもカタールでは「トーブ」と呼ばれる、中東諸国で男性が着る真っ白い民族衣装の最高級品は東洋紡など日本製の布でしつらえている。
宇宙開発においても、先日無人宇宙貨物船HTVが打ち上げに成功し、国際宇宙ステーションにドッキングされた。
今の日本の経済成長ぶりを風越(佐藤浩一)や玉木(船越英一郎)、鮎川(高橋克実)や牧(杉本哲太)、庭野(堺雅人)や片山(高橋克典)らに見せたいものだと思った。
シカゴ等と東京が争う2016年開催のオリンピックはもうまもなく、決定される。
さてどこが勝つか。
率直に素晴らしいできだったと思う。普段見る映画には辛い点ばかりつけているがこのドラマは90点つけて良いと思う。
日本が高度成長期に直面した、国民車構想、廉価なテレビや電算機の開発、日米繊維問題、公害対策、炭鉱問題、様々な課題に通産官僚が立ち向かい、苦しみながら活路を見出していく姿が丹念に描かれていた。
私は不幸にしてこの時代に生まれていないが、その当時の熱気が感じられたように思った。
明確な国家ビジョン、それへの熱意、これらが人を巻き込み、動かすのだろうと思った。
ドラマなのでもちろんん脚色されているのだと思うが、官僚たちが机の前だけで働いておらず、現場に足しげく通う姿は今の官僚の皆さんに見ていただきたいところだと感じた。
政界、財界との折衝も大変である様子も描かれていた。官僚とは権謀術数やバランス感覚も求められる職業なのかもしれない。
さて、現在はデトロイト3とも呼ばれるかつてのビッグ3を追い越して、日本車は世界中に販売されている。カタールではトヨタのランドクルーザーが大人気だし、東南アジアでは街中で走っている車は日本よりも日本車の割合が高いようにも思う。
繊維分野においてもカタールでは「トーブ」と呼ばれる、中東諸国で男性が着る真っ白い民族衣装の最高級品は東洋紡など日本製の布でしつらえている。
宇宙開発においても、先日無人宇宙貨物船HTVが打ち上げに成功し、国際宇宙ステーションにドッキングされた。
今の日本の経済成長ぶりを風越(佐藤浩一)や玉木(船越英一郎)、鮎川(高橋克実)や牧(杉本哲太)、庭野(堺雅人)や片山(高橋克典)らに見せたいものだと思った。
シカゴ等と東京が争う2016年開催のオリンピックはもうまもなく、決定される。
さてどこが勝つか。
- 2009-09-27
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病院での診察が意外に早く終わったので、インド人ドライバーが食事から戻ってくるまで待ち時間が30分ほどできました。
で、日本から持ってきた文庫を読むことにしました。
先日亡くなった城山三郎さんの本です。
久々に読む日本語の文章が心に沁みました。
花王石鹸の丸田芳郎さんが入社式で新入社員にする訓辞の内容が書いてありました。「会社以外の勉強をするように」「文学や芸術に触れよ」「大事な用件は電話ですまさず、手紙を書く。そうすれば、相手のことや身の回りの自然のことに目が向く」と。読みながら、自分は初心を持ちつづけているだろうか、仕事以外で勉強しているだろうかと自問自答しました。
また渋沢栄一は討幕運動が露呈したとき、命からがら一橋家に逃げ込んだが、そこで一橋家の生活がどんなものかを知りうる限り勉強したそうです。そういうことが、一橋慶喜の目にとまったきっかけになった。さらに、彼は倒幕派だったが、慶喜が将軍のときパリに使節団の随員として派遣される。しかしパリに着くと、開国派の侍よりも勉強熱心で、朝起きてから夜寝るまでパリのことを記録したという。そういうことがあったので帰国してから大蔵省の中堅幹部として招かれる。。。
自分はカタールに来て1ヶ月だが、カタールのことをどれだけ学び理解しようとしているか。なにか渋沢栄一と城山三郎に尋ねられているようにも思えました。
で、日本から持ってきた文庫を読むことにしました。
先日亡くなった城山三郎さんの本です。
久々に読む日本語の文章が心に沁みました。
花王石鹸の丸田芳郎さんが入社式で新入社員にする訓辞の内容が書いてありました。「会社以外の勉強をするように」「文学や芸術に触れよ」「大事な用件は電話ですまさず、手紙を書く。そうすれば、相手のことや身の回りの自然のことに目が向く」と。読みながら、自分は初心を持ちつづけているだろうか、仕事以外で勉強しているだろうかと自問自答しました。
また渋沢栄一は討幕運動が露呈したとき、命からがら一橋家に逃げ込んだが、そこで一橋家の生活がどんなものかを知りうる限り勉強したそうです。そういうことが、一橋慶喜の目にとまったきっかけになった。さらに、彼は倒幕派だったが、慶喜が将軍のときパリに使節団の随員として派遣される。しかしパリに着くと、開国派の侍よりも勉強熱心で、朝起きてから夜寝るまでパリのことを記録したという。そういうことがあったので帰国してから大蔵省の中堅幹部として招かれる。。。
自分はカタールに来て1ヶ月だが、カタールのことをどれだけ学び理解しようとしているか。なにか渋沢栄一と城山三郎に尋ねられているようにも思えました。
- 2007-12-02
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