お酒のおともに
お酒でも飲みながら見ていただければ幸いです。
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昨日、ソフトバンクが光ファイバー網整備のための広告を新聞各紙に掲載した。
http://www.softbank.co.jp/hikari/
また、孫社長もワールドビジネスサテライトなどテレビに出演し、NTTを構造分離し、「アクセス回線会社」を設立することの必要性を訴えた。
税金投入し時間が掛かり、しかも地方まで行き届かないA案。
税負担なしで早くて安く、全国に行き渡るB案。
ちなみに、この「光の道」は、戦略大綱として、2015年頃を目途にすべての世帯におけるブロードバンドサービス利用の実現すると閣議決定されている。
つまり2025年以降まで時間のかかるA案は政府の成長戦略とも矛盾するものであるが、にもかかわらず総務省のICTタスクフォースではA案で決まりそうな状況だそうだ。
NNTもB案を非現実だとして賛同していない。
話は変わるが、先日も行われていた事業仕分け。
たしかに行政あるいは独立行政法人、特別会計におけるムダを白日の元に晒した功績は高く評価できる。
しかし、行政刷新会議には、法的権限が与えられておらず、守るか守らないかは無駄を指摘された省庁、独立行政法人次第である。
つまり現在の事業仕分けは何度ももぐらたたきのようにチェックすることが行われかねない危うさを孕んでいる。
ムダとり自体が無駄を発生させる可能性を持っている。
また、政府が成長戦略として掲げた総合特区についても仕分け人たちは噛みついた。
身内でも厳しいチェックを行うという裏表のない態度とも言えそうだが、なにか自己矛盾を起こしていると言えなくもない。
2つの事象を見ていて、この国に足らないものに想いを巡らせた。
一つは構想力。ニつにスピード感。
孫さんの構想力は素晴らしいと思う。日本が海外と伍して闘っていくには、不可欠なインフラだと喝破する。
しかし、旧態然とした抵抗勢力は脚を引っ張っている。このままでは結果として競争力のない落ちぶれた残念な国になってしまうだろう。
本来は政治家が大きなビジョンを掲げるべきだと思う。
大臣の失言如き問題で国会の時間を延々と費やしてもらっては、国民はたまらない。
ふたつ目のスピード感について。
一回閣議決定したものをタスクフォースで議論し、遅らせる結論を出すとは意味がわからない。
また、政府の成長戦略と行政刷新会議のすり合わせなんて身内同士なんだから事前にやっておけばいい話だ。
はっきりいって時間の無駄だろう。
また、最初は事業仕分けを興味深く見ていた国民も、法的拘束力のない「事業廃止」とか「見直し」に次第に飽きてくるはずだ。何回同じことやってんねんと、自己矛盾を突きつけられかねない。
行政刷新会議に法的な権限を与えて、速やかにムダとりを推進する必要がある。
今の日本はとてもいい国だと思う。
でもこのままでは、徐々に輝きを失い、気がついた時には勢いのある新興国からは見向きもされず、寂しい国になってしまう気がしてならない。
http://www.softbank.co.jp/hikari/
また、孫社長もワールドビジネスサテライトなどテレビに出演し、NTTを構造分離し、「アクセス回線会社」を設立することの必要性を訴えた。
税金投入し時間が掛かり、しかも地方まで行き届かないA案。
税負担なしで早くて安く、全国に行き渡るB案。
ちなみに、この「光の道」は、戦略大綱として、2015年頃を目途にすべての世帯におけるブロードバンドサービス利用の実現すると閣議決定されている。
つまり2025年以降まで時間のかかるA案は政府の成長戦略とも矛盾するものであるが、にもかかわらず総務省のICTタスクフォースではA案で決まりそうな状況だそうだ。
NNTもB案を非現実だとして賛同していない。
話は変わるが、先日も行われていた事業仕分け。
たしかに行政あるいは独立行政法人、特別会計におけるムダを白日の元に晒した功績は高く評価できる。
しかし、行政刷新会議には、法的権限が与えられておらず、守るか守らないかは無駄を指摘された省庁、独立行政法人次第である。
つまり現在の事業仕分けは何度ももぐらたたきのようにチェックすることが行われかねない危うさを孕んでいる。
ムダとり自体が無駄を発生させる可能性を持っている。
また、政府が成長戦略として掲げた総合特区についても仕分け人たちは噛みついた。
身内でも厳しいチェックを行うという裏表のない態度とも言えそうだが、なにか自己矛盾を起こしていると言えなくもない。
2つの事象を見ていて、この国に足らないものに想いを巡らせた。
一つは構想力。ニつにスピード感。
孫さんの構想力は素晴らしいと思う。日本が海外と伍して闘っていくには、不可欠なインフラだと喝破する。
しかし、旧態然とした抵抗勢力は脚を引っ張っている。このままでは結果として競争力のない落ちぶれた残念な国になってしまうだろう。
本来は政治家が大きなビジョンを掲げるべきだと思う。
大臣の失言如き問題で国会の時間を延々と費やしてもらっては、国民はたまらない。
ふたつ目のスピード感について。
一回閣議決定したものをタスクフォースで議論し、遅らせる結論を出すとは意味がわからない。
また、政府の成長戦略と行政刷新会議のすり合わせなんて身内同士なんだから事前にやっておけばいい話だ。
はっきりいって時間の無駄だろう。
また、最初は事業仕分けを興味深く見ていた国民も、法的拘束力のない「事業廃止」とか「見直し」に次第に飽きてくるはずだ。何回同じことやってんねんと、自己矛盾を突きつけられかねない。
行政刷新会議に法的な権限を与えて、速やかにムダとりを推進する必要がある。
今の日本はとてもいい国だと思う。
でもこのままでは、徐々に輝きを失い、気がついた時には勢いのある新興国からは見向きもされず、寂しい国になってしまう気がしてならない。
- 2010-11-20
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